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ホンダ・ヴェゼルハイブリッドRS試乗 隠された本気!スポーティな走り(1/7)

試乗車はハイブリッド車「RS」

ヴェゼルには大きく分けて

  • 1.5Lガソリンエンジンのみ×CVT
  • 1.5Lハイブリッド×7速オートマチック

の2種類があります。

今回はハイブリッドの試乗しか出来ませんでした。
やはり、ディーラーとしてもハイブリッド推しなのでしょうか?ネット検索で近隣の試乗車を探しましたがハイブリッドしかなく・・・
一番近くのディーラーにあったのがRS(スポーツタイプ)でした。

ホンダ・ヴェゼルハイブリッド RS

ホンダ・ヴェゼルハイブリッド RS

CVTとオートマチックの違い

もう5年位前ですが私が営業をしていた時、「CVTって何ですか?」と良く聞かれていました。
私的に言えばCVTとは「燃費の良いオートマ」です。(メカニックの人から怒られそうな説明ですね苦笑)

CVTはよく「無段変速」と言われます。
これは「小さなギア⇔大きなギア」と使う歯車を切り替えるオートマと違い、円錐状の輪の上にベルトを滑らせ小さな円周⇔大きな円周を使い分けることで変速します。
そのため、切り替えに「段」が無くエネルギーが逃げず、燃費効率が良いとされています。
お客さんとしてはそれくらいの理解で十分だと思います。

では、なぜハイブリッド車はCVTじゃないのか?と、私は疑問に思ったのですが、諸元表を見ると変速比の幅がオートマの方が広いので、変速比の関係だと思います。
このあたりにも燃費「27.0㎞/L」の秘密があるのか・・・わかりません。
開発者に聞いてみたいところです。
ホンダのハイブリッドはオートマと組み合わせることが多いみたいですね。

RSはスポーティなチューニング

さて今回試乗したのはハイブリッドRSです。
外観はこんな感じです。

ホンダ・ヴェゼルハイブリッド RS

ホンダ・ヴェゼルハイブリッド RS

RSは他のグレードよりスポーティなチューニングが施されているようで、なるほど以前試乗したフリードと同じ機構ながら「どっしり」とした感じと、アクセルを踏んだ時/離した時のリアクションの速さを感じます。
走りに安定感を感じる分、なんとなく重たい感じがして「RSの名を冠する割にちょっと残念」という感じでした。

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最終兵器?スポーツモード!!

ファーストインプレッションで「ちょっと残念」な印象を受けたヴェゼルハイブリッドRSの乗り味ですが、こんなボタンを発見して状況が一変しました。

ホンダ・ヴェゼルハイブリッド RS スポーツボタン

ホンダ・ヴェゼルハイブリッド RS スポーツボタン

シフトレバーの所に「俺を押せ」と言わんばかりに鎮座するこのボタン。
押すとエンジンの回転数が上がる音と共に運転席モニターが赤色にチェンジします!

通常のエコっぽい緑色から・・・

ホンダ・ヴェゼルハイブリッド RS メーター(通常)

ホンダ・ヴェゼルハイブリッド RS メーター(通常)

赤色へ!!
(モニター右の情報もハイブリッド系インフォメーションから回転計に変わります。)

ホンダ・ヴェゼルハイブリッド RS メーター(スポーツモード)

ホンダ・ヴェゼルハイブリッド RS メーター(スポーツモード)

ホンダさんは男の子が大好きな演出を分かってらっしゃいますね(笑)
運転者の加速/減速意思へのリアクション、直線での踏み込みによる加速、最終兵器っぽい演出に恥じないパワーを感じました。
何ですかね・・・こう「いつでも本気出したるぜ」感は昂揚しますね(笑)
・・・すいません、厨二病ってやつですね。

クロスオーバーということで、SUVのくせに走りも拘ったということでしょうか??
アウトドア好き、でも車で走るのも好き!という方にお勧めですね。
尚、スポーツモードはRS以外のハイブリッドグレードにも搭載されています。

実燃費はどれくらいか?

さて、そんなスポーツ仕様のRS、カタログ燃費は25.6㎞/Lですが試乗車の実燃費は平均18.1㎞/Lでした。
スポーツ仕様ということで荒い乗り方をする方も多いと思いますが、中々良い燃費です。
さすがハイブリッド。

ホンダ・ヴェゼルハイブリッド RS 燃費計

ホンダ・ヴェゼルハイブリッド RS 燃費計

各社のコンパクトSUVを見比べると日産:ジュークが18.0㎞/L(1.5L・カタログ燃費以下同じ)、マツダ:CX-3が23.0㎞/L(1.5Lターボディーゼル)、スズキ:エスクード18.2km/L(1.6L)ですので、ランニングコストでは一歩リード感がありますね!
トヨタから発売されるC-HRにハイブリッド設定がありますので、ヴェゼルの牙城を崩すのか気になるところです。

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ソリオ乗り認定ライター

投稿者プロフィール

30代 男性 九州地方在住

S社営業マン→S社本社勤務を経て、現在はトラック業界に勤務。
二児(もうすぐ三児)の父。

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