東京モーターショー2015　フォルクスワーゲン・GTEの魅力に迫る（2／5）

フォルクスワーゲンの「ＧＴＥ」は１台でＥＶ、スポーツカー、ロングツアラーの３つのキャラクターが堪能出来るとされています。
ドライバーとクルマの関係性に変革をもたらし、全く新しいプラグイン・ハイブリッドを開発しています。

フォルクスワーゲン・GTE　１台でＥＶ、スポーツカー、ロングツアラーの３つのキャラクターが堪能できる

革新的な技術は人の役に立ってこそ意味があるの考えの元に誕生した「ＧＴＥ」。
東京モーターショー２０１５を通し、今の時代が求める電気で走る車がどんどん身近になるような予感がしました。

日本初披露のパサート・ＧＴＥ！エレガントでスタイリッシュで良い感じ

今回、私がフォルクスワーゲンの出展内容で注目していたのがパサート・ＧＴＥになります。
こちらも東京モーターショー２０１５において、日本初公開となりました。

フォルクスワーゲン・Passat GTE　日本初披露

パサート・ＧＴＥは８代目パサートをベースとしたプラグイン・ハイブリッドモデルです。
滑らかで安定感のある走行性と上質で快適な室内空間を、ゼロエミッションとともに楽しめる１台とされています。

公称燃費は６３．２ｋｍ／ｈ、ＣＯ２排出量は４４ｇ／ｋｍで、パサートの中で最も環境性が高いモデルであるともされています。
日常的には電気モーターを動力とし、エンジンは必要な時にのみ使用します。

そしてＴＳＩエンジンのパワーが加われば、圧倒的なパフォーマンスの実現が可能となるスポーツモデルへと変化！
長距離移動の際にはロングツアラーへと姿を変えていくというものです。

フォルクスワーゲン・Passat GTE　パサートの中で最も環境性が高いモデルとなる

電気のみで走ることが出来るＥモード（ＥＶ走行）、エンジン＋モーターでダイナミックな走行が可能となるＧＴＥモード、効率的なドライブが可能となるハイブリッドモード。

求める走行にあわせて選択が可能となる３つのモードにて、ＧＴＥの個性が光るのではないでしょうか。

全長：４，８７１ｍｍ×全幅：１，８３２ｍｍ×全高：１，４７６ｍｍ
ホイールベース：２，７８６ｍｍ
エンジン：直列４気筒ＤＯＨＣインタークーラー付き
ターボ：電気モーター
エンジン最高出力：１１５ｋＷ×エンジン最大トルク：２５０Ｎｍ
モーター最高出力：８５ｋＷ×モーター最大トルク：３３０Ｎｍ

（欧州公表値）

パサートＧＴＥはバッテリー、モーター、ケーブル、制御システムにによりパサートＴＳＩよるも２８０ｋｇほど重い車両重量となっています。
４時間のチャージにてＥモードで最長５０ｋｍの走行が可能、最高速度はシステム制限にて１３０ｋｍ／ｈとなります。

新型パサートとはフロントフェイスに若干異なる点があります。
フロントグリルの上部にはブルーのアクセントラインがひかれ、フロントバンパーは専用のタイプとなっています。

フォルクスワーゲン・Passat GTE　ブルーのアクセントラインがGTEだ

なお、東京モーターショー２０１５フォルクスワーゲンで配布された冊子はＧＴＥを思わせるもの。

東京モーターショー2015　フォルクスワーゲン冊子

エコカーであることの主張もおさえられており、内装も標準車と同様に落ち着きのあるものとなっていました。
リアシートの分割可倒式シートも標準車と同様に装備されています。

現段階ではパサートＧＴＥの日本への導入時期は不明となっていますが、新型パサート／ヴァリアントは導入されているので今後の動きに期待したいところです。

その他フォルクスワーゲンのｅ－Ｍｏｂｉｌｉｔｙ

歴代モデルを通して培われた全てが凝縮され、この上ない進化を遂げたとされるのが７代目ゴルフです。
ゴルフ・ＧＴＥは７代目ゴルフをベースに電気モーターとエンジンの２つのパワートレインが搭載されており、日本では２０１５年９月に販売が開始されています。

フォルクスワーゲン・Golf GTE　プラグインハイブリッドシステムを採用した初のGTモデルとなる

全長：４，２６５ｍｍ×全幅：１，８００ｍｍ×全高：１，４８０ｍｍ
ホイールベース：２，６３５ｍｍ
エンジン：直列４気筒ＤＯＨＣインタークーラー付き
ターボ：電気モーター
エンジン最高出力：１１０ｋＷ×エンジン最大トルク：２５０Ｎｍ
モーター最高出力：８０ｋＷ×モーター最大トルク：３３０Ｎｍ

ちょうどスタッフによるゴルフ・ＧＴＥの説明が入っていました。

フォルクスワーゲン・Golf GTE　スタッフによる説明も聞くことができた

エクステリアに関しては標準車のゴルフと大きな差はありませんが、パサート・ＧＴＥ同様にフロントグリル上部にブルーのアクセントラインが入っています。

フォルクスワーゲン・Golf GTE　パサートGTE同様にブルーのアクセントラインが入る

車両本体価格は４，９９０，０００円となります。
まだ発売して間もない状況になるので、これから市場で見かける機会はどれだけあるでしょうか。

もう１台展示されていたのが、スマートライフを実現する理想のコミューターの「ｅ－ｕｐ！」

フォルクスワーゲン・e-up!　１回の充電で最大185kmの走行が可能な電気自動車

１回の充電で最大１８５ｋｍ（ＪＣ０８モード測定値）の走行が可能な電気自動車です。
電気モーターの最高出力は６０ｋＷ（８２ＰＳ）となり、パワフルな加速をゼロエミッションで実現しています。

フォルクスワーゲン・e-up!　電気モーターの最高出力は60kw（82PS）と小型ながらもパワフルな加速を実現している

機能性はもちろん使いやすさや安全性にもこだわった１台です。

【次へ】東京モーターショー2015　フォルクスワーゲン・ライフスタイルに合った多彩なラインナップ（3／5）

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