最近よく聞くPHVやPHEVという単語。あまり車に詳しくない方にはピンとこないかもしれない。
今回はそんなPHV(PHEV)についてその特徴と、効果的な使用方法を解説したい。
世界の流れ
近年、車業界は世界的に電気自動車(EV)へシフトしている。
三菱、日産、シボレーなどが先駆けて注力していたが、ここにきて黒船「テスラ」がその存在感を大いに示している。
上記4社が手掛けるのはEV=ElectricVehicle つまり「電気自動車」である。
EVは動力減として今までの内燃機関=エンジンを持たない。その代りに、大容量バッテリーとモーターを搭載し走行する。
EVのメリットとデメリット
メリット
EVのメリットとしては太いトルク=加速力、静粛性、ランニングコストの安さなどがあげられる。
つまりとってもエコロジーかつエコノミーでパワフル、いいとこどりの乗り物なのである。
またモデルによっては蓄えた電気を外出先や災害時、または常時家の電力として使用可能である。まさに未来の乗り物だ。
デメリット
一方当然デメリットも存在する。
まずは車両価格が高いことだ。例えば日産リーフ(LEAF)。280万円からのプライス。
同じような大きさのシルフィが199万円からのプライスである事をみると同じクラスの車と比べおおむね80万円~100万円高額となる。
もう一つはその航続距離距離だ。1000万円以上するテスラでさえ、一回の充電で走れる距離は500~600km程だ。
LEAFに至ってはたったの200㎞程度だ。プリウスが1回の給油で1000㎞前後走行できることを考えると、長距離のドライブには向かない事がわかる。
理想の乗り物へシフトできないジレンマ
ご覧いただいたとおり、ガソリン車及びハイブリッド車からいきなりEVへシフトするにはかなりハードルが高い。
実際、EVは一部の車好きや超節約志向の方以外には全く売れていない。
ただし、デメリットさえ解消されればこれほど理想的な乗り物はないことも事実だ。
そこで過渡期の技術として考えられたものがPHV(PHEV)だ。
PHV(PHEV)の魅力と効果的な使用方法
PHV=Plug in Hybrid Vehicle つまり、充電機能を持たせたハイブリッド車という解釈になる。
要は、2車の良いとこどりをしましょうという考えだ。
想定している使用環境はこうだ。
- 平日:通勤と買い物など、決まったルートを走る場合は主にEVとして使用する。
- 休日:レジャー等で遠出する際はHVとして使用する。
このような使用方法を採用することにより、平日の定期ルートにおいては、通常のガソリン車よりも圧倒的にランニングコストを抑えることができ、休日にはストレスを感じることなく長距離移動が可能となる。
ようするに1台で2台のような使い方ができるのだ。
今回のプリウスPHVはベースのプリウスの燃費性能が高いことから、上記の使え分けを行ってもトータルコストでは通常のプリウスを購入した方が安い。
このシステムは、より大きな車を動かすときに大きなメリットを発揮するのだ。
そう、アウトランダーPHEVがこの方法にとてもマッチする。
(※三菱では同様のシステムにおいてPHEVというネーミングを使用している。Plug in Hybrid Electric Vehicle の頭文字で、よりEV寄りの車であることを強調している。輸入車勢などもおおむねこちらの名称を使用している。)
大きな車体をエコノミーに運用できるアウトランダーPHEV
例えばガソリン仕様のアウトランダーの燃費は14.6km/lである。
通常の使用方法であればおおむね70%が実燃費となるので約10km/lとなり、1km走行するのに必要なコストはガソリンが125円だとすると12.5円かかる計算になる。仮に平日、通勤と買い物で40㎞走行するとすれば5日で2500円ものガソリン代が必要となる。
こんな時、PHEVモデルであれば40㎞程度の距離を全て電気で賄える。
(カタログ上は60.2㎞の走行が可能。70%として42km)
12kWhのバッテリーに深夜契約の電気で充電すれば、電気代は120円程度で済む。42㎞を120円で走れた場合、1㎞にかかるコストは2.8円と5分の1程度に済む計算になる。
1週間で約2000円の差が毎週発生してくるわけだ。
アウトランダーの場合も、プリウスの場合もガソリンとPHV(PHEV)との差額は80万程度だ。
今なら20万円の補助金があるので実際は60万円程度の差になる。
先述した通り、プリウスの場合はその差を走行コストだけで回収することは不可能であるが、アウトランダー等のベース車両の燃費があまりよくない車種では、5年~7年程度で逆転する事が可能だ。乗れば乗るほどお得なのである。
PHV(PHEV)おすすめユーザー
この方法がマッチするユーザーは
- 比較的都市部に持ち家を持っている。
- 駐車スペースは1台のみ。
- 毎日通勤や買い物で短距離を走る。
- 週末によく車に乗る。
この4点を満たせば満たすほど、PHV(PHEV)の特徴が光り輝くだろう。
さらには太陽光発電とV2H(Vehicle to Home)などを駆使するとより一層PHV(PHEV)ライフが実りあるものになることを追記しておく。
PHV(PHEV)まとめ
PHV(PHEV)はHVとEVの2台を1台にしたような車。
使い方によってはパワーと経済性を両立させることができる近未来の乗り物。
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