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ホンダ・新型N-BOX試乗 フルモデルチェンジ後のN-BOXは売れるのか!?(5/5)

初期型のN-BOXは本当に爆発的に売れ、モデル末期まで売れ続けていました。
今回そんなN―BOXがフルモデルチェンジを行い2代目となり、心機一転変身を遂げたのです。

そんなN-BOXですが、フルモデルチェンジした今回も爆発的に売れるでしょうか?
今回はN-BOXの全てを考察してみようと思います。

ホンダ・N-BOX(ベースタイプ)

ホンダ・N-BOX(ベースタイプ)

N-BOXの燃費は向上したのか?

新型になったから燃費も多いに向上したのかなというイメージが大きいのですが、燃費は27km/Lというという事で驚くほどの燃費の向上はできなかったようです。

他社との比較をされると、N-BOXは燃費の面で不利な状況になってしまうと言っても良いかと思います。

しかしこの不利な燃費も、言ってみれば馬力やトルクを下げる事の無い新型車の開発という妥協しないホンダならではの弱点とも言えるでしょう。

ホンダ・N-BOX メーター

ホンダ・N-BOX メーター

弱点を補って余りある安全性

燃費問題はN-BOXの弱点です。

しかし、その弱点を補ってもなお余りある装備が新型N-BOXには設定されています。
それは、安全性という装備です。

というのも、最近は自動ブレーキ、自動運転などの言葉が示す通り安全性をとにかく購入する際のポイントと考えている方が多いようです。

その為、最近では燃費を重視するよりも安全性を重視すると言った人が多く、メーカーも暗線装備の装着に力を入れています。

今回フルモデルチェンジにより、今までホンダ車の軽自動車には装備されていなかったHONDA SENSINGが標準装備になっています。

このHONDA SENSINGは今まではレジェンド、オデッセイアコードなどの高額車両に装備されていましたが、最近ではフィットヴェゼルシャトルフリードなどに装着をされ、今回初めて軽自動車のN-BOXに標準装備となりました。

ホンダ・N-BOX 運転席

ホンダ・N-BOX 運転席

今回のHONDA SENSINGには「後退時誤発進抑制機能」までついていて、今までは前方方向の障害物しか検知が難しかったのですが、今回からは後方にまで検知できるようになりました。

このおかげで、バック中の衝突事故の軽減ができる様で、とても画期的な安全装置だと言えるでしょう。

また、今までは他社の高額車両にしか装備されていなかった、ハイビームとロービームの自動切換え機構が採用された事で、対向車に対しての考慮ができています。

正に最先端の軽自動車の呼び名に相応しく、今回ホンダが本気で売れる軽自動車を造り込んできたなと言う様な感じですね。

このHONDA SENSINGには他にも安全機能が付いており、全部で10個の装備が付いています。

この安全装備は他社の軽自動車には設定が無いので、燃費競争に負けても安全装備で圧勝ができる状態となっているようです。

ホンダ・N-BOX 右斜め後ろから

ホンダ・N-BOX 右斜め後ろから

室内空間はほぼ変わらない

また室内は、やや室内長が長くなってはいるものの、その他の寸法はほぼ同じという様な状況です。

ですので、N-BOXお得意の自転車を乗せると言った事も、今回もできるようになっているのです。

ホンダ・N-BOX 後席折りたたみ時

ホンダ・N-BOX 後席折りたたみ時

2代目N-BOXは果たして売れるのか?

N-BOXが今後爆発的に売れていくか?というと、やや燃費と今までのN-BOXの乱売による飽和状態の為、半々といったところでしょうか。

値段も今までのN-BOXからすると、ベースモデルの売れ筋設定が1,499,040円、カスタムの売れ筋設定が1,698,840と今までよりやや高めです。

これに装備や経費を入れると200万円を超える高額な軽自動車になりますので、やはり前回の様には爆発的に販売するのは難しいかもしれません。

売れるかどうかののキーポイントは、ダウンサイジングユーザーをいかに捕まえていくかが大切になっていくと言えるでしょう。

しかし、安全装備が欲しい方には買いの1台ともいえる1台ですね。

2017年9月にフルモデルチェンジした2代目N-BOX

2017年9月にフルモデルチェンジした2代目N-BOX

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k-yuuki認定ライター

投稿者プロフィール

30代 男性 熊本県在住

土曜日には洗車をして日曜には家族を連れて釣りやドライブを楽しんでいます。

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