シートにこだわりあり
コンパクトサイズの割にボディが大きい分、それなりに車内も広いです。
そして居住空間は高級感があって、とても居心地が良かったです。
シートのファブリック素材も触り心地がよく、同じく日産のノートなどのシートよりも厚く作られているそうで、他のコンパクトカーよりも内装は上質に感じました。
また、シートの形が人を抱え込むような形状になっていて、おかげで長時間の運転でも体が揺れるのを抑えてくれるため、疲れにくくなるんだそうです。
この手のタイプのシートはホンダ車が得意とするところかと思っていましたが、日産だって負けていないですね。
遮熱天井で車内の温度にも配慮
リーフの屋根には、アルミのフィルムが入っている遮熱天井が採用されているんだそうです。
なぜそうしているのかというと、車内でエアコンを使う頻度を少なくできるように、ということなんだそうです。
エアコンは走行用と同じバッテリーから電力を使うので、エアコンを使う機会が少しでも減るように、他にもステアリングヒーター、シートヒーターがどのグレードでも標準装備されているんだそうです。
このシートのヒーター、他の車と違って後部座席にも付いているんです。
そしてこれらのヒーターの電源は12Vのサブバッテリーの方なので、走行バッテリーの方に負担をかけずに温かくできるということなんだそうです。
ステアリングヒーターを試してみましたが、比較的すぐに温かさを感じることが出来たので、これは便利な機能だと思いました。
屋根の中をみることはできませんでしたが、遮熱天井は冬のみではなく夏でも効果が期待できそうですし、リーフが車内の温度にまで気配りされた車だということがよく分かりました。
電制シフトはリーフの独自デザイン
リーフの電制シフトは、日産の他の車では見ることが出来ないんだそうです。
リーフのためだけにデザインされたものなんですね。
見るからに近未来的で、ちょっとオシャレ、なおかつ操作性も良かったです。
今までのシフトレバーとは違い、ちょっと手首を動かすくらいでギアが変わることに最初は驚きましたが、操作性には全く問題は感じませんでした。
慣れるとかなり楽なシフト操作で、運転が楽しめそうです!
後部座席も居心地よし
後部座席のシートもとても座り心地が良かったです。
後部座席に座ると、足元スぺースは少し狭い方でしょうか。
すごく狭い!というほどではありません。
座り心地も良いですし、シートの後ろへの倒れ方もゆったりしているので、居住空間は広く感じました。
シート下にメインのバッテリーがあるそうですが、それで原因で狭くなっているという感じは全くしませんでした。
収納はやや少なめ
さて、ここまで好印象のリーフですが、バックドアを開けて、意外にもラゲッジルームが狭く感じました。
これでもマイナーチェンジ前よりも広くなったらしいので、見た目が狭く感じただけでしょうか。
他のラゲッジルームの広さや使い勝手の良さを前面に出しているコンパクトカーと比べすぎなのかもしれませんが、後部座席を倒してもフラットにならなかったり、トノカバーが外しにくかったりと、使い勝手の面でも難点が印象が残ってしまいました。
丸みのある後部車体のせいでラゲッジルーム自体も丸く感じてしまうからでしょうか、一見して狭く、使い勝手があまり良くないように見えました。
さらに、電気自動車であるがゆえに、給電ケーブルを載せている関係上、それがまた場所をとっているので、致し方ない部分かもしれません。
大きな荷物を積み込む時には、後席を倒してラゲッジスペースと続きでフラットにはならないので、ちょっと苦労しそうです。
ゴルフバッグなど大きいものをいくつか載せる場合には、シートを倒す必要があるかと思いますが、そうすると人が乗ると狭くなりますね。
シートは左右で分割して倒すことが出来ますが、シートを倒す操作はつまみを上に持ち上げる形で、他のメーカーと比べるとその操作性はあまり良く感じませんでした。
もちろん、リーフを選ぶ基準として、ラゲッジルームが占めている部分はさほど大きくないかと思いますが・・・。
ラゲッジルームの使い勝手の良さまでを電気自動車に求めるのは、このクラスのサイズでは難しいようです。
全体的に、インテリアは高級感・先進感が感じられ好印象でした。
同じく日産のコンパクトカーであるノートと比べると、ワンランク上になることは間違いなく満足できる内装になっていると思います。
気になるのはラゲッジルームだけでしたね。
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