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トヨタ・新型ハイラックス試乗 久々のヘビーデューティーピックアップ 外観インプレッション(1/6)

近年のトヨタ車の特徴としては、往年のブランドのリバイバル路線というのがあるのではないでしょうか?
2012年のハチロクから始まり、一昨年の70ランクルの再販、最近ではスープラの復活も囁かされています。
ある意味では先日生産中止になったFJクルーザーも、そのネーミングとデザインモチーフからFJ40型ランドクルーザーのリバイバル路線といえるかもしれません。

今回はそのFJクルーザーと入れ替わる形で昨年10月から発売になった新型ハイラックスについてお送りしたいと思います。
前回の日産リーフと違って、トヨタの本拠地名古屋といえどもハイラックスの試乗車を用意している販売店はなかなかありませんでしたが、ようやく試乗することができました。
余談ですが愛知トヨタ本社こそ伝説の「トヨダG1型トラック」の販売店第一号です。

トヨタ・ハイラックス 試乗車

トヨタ・ハイラックス 試乗車

第一印象はとにかく大きい!2004年まで販売されていた170系からさらにボディのボリュームが増して、その分顔の押しも強くなっています。ハイラックス自体が海外専売モデルを日本導入したためデザイン自体もかなりアクの強い物になっています。

トヨタ・ハイラックス 試乗車 駐車場にて

トヨタ・ハイラックス 試乗車 駐車場にて

この通り駐車場の区画いっぱいいっぱいの全幅1855mm、クラウンより広い横幅にミニバン並み全高でこの大きさにただただ圧倒されるばかりでした。

トヨタ・ハイラックス「Z」

トヨタ・ハイラックス「Z」

一時期は海外専売車種になってしまったため、メインの市場であるタイ生産車の逆輸入車となっています。
グレード構成は外装と装備を簡素化したX、外装と装備を豪華にしたZ。今回試乗した「Z」はアルミホイール(「X」はスチール)にメッキバンパーを装備。
勿論、プラスチック製のメッキ化粧カバーのなんちゃってメッキバンパーではありません。
本物のクロームメッキのプレスバンパーです。

トヨタ・ハイラックス Z アルミホイール

トヨタ・ハイラックス Z アルミホイール(265/65R17)

タイヤ・ホイールサイズは両グレードとも265/65R17タイヤに17インチのリム幅7・5Jのホイールの組み合わせ。

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トヨタ・ハイラックス「X」

トヨタ・ハイラックス「X」

Xグレードになるとスチールと無塗装パーツになりますが、むしろハイラックスだとこれはこれでアリというか、むしろメーカーオプションが存在しない(詳細は後述)ゆえに、寧ろデフロック等のオフロード走行に必要な装備が充実しているZにスチールホイールや無塗装パーツを付けたくなるような気にすらなります。

トヨタ・ハイラックス「Z」フォグランプ

トヨタ・ハイラックス「Z」フォグランプ

流石に、対人衝突まで考慮しなけれならないご時世、フロントバンパーまでメッキバンパーにするわけにはいきませんが、このフォグランプのメッキモールは往時のハイラックスのメッキバンパーへのオマージュでしょうか。

トヨタ・ハイラックス「Z」荷台

トヨタ・ハイラックス「Z」荷台

現在、日本に導入されているのは500kg積みのダブルキャブ(シートが二列)のみ、そのため、車体の割に荷台が小さいというのは否めないかもしれません。

  • 最大床面長:1565mm
  • 最小床面幅(タイヤハウス部):1105mm
  • 開口幅:1380mm
  • 荷台高:480mm
  • テールゲート:高845mm

となっています。

荷台寸法だけでみると、荷台の高さ以外は軽トラックの方が大きいくらいです。
取り回しの関係で同じ全長でも荷台の長さを長くできるキャブオーバー型の小型トラックに駆逐されてしまったようで、仕事用のクルマとしては見かける機会が少なくなりました。
現行型に関しては、作業車よりも完全にSUVに特化していると考えたほうが良いでしょう。

トヨタ・ハイラックス「Z」荷台内側

トヨタ・ハイラックス「Z」荷台内側

工夫すれば大型バイクは無理でも、オフロードバイクくらいならトランポとしても使えるのではないでしょうか?
勿論キャンプ用品をどっさりと載せて、トレーラーハウスやプレジャーボートを引っ張ってレジャーにという使い方には最高の相棒になってくれることは間違いないでしょう。
それではインテリアの見てみましょう。

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天上院 聖璃華認定ライター

投稿者プロフィール

40代 男性

愛車は1973年型トヨタセリカLB2000GTと1969年型スバル360スーパーDXを所有する無類の旧車マニア。

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