マツダ新型CX-3試乗主な装備について（2／4）

居住空間と運転席まわりの装備について

マツダ新型CX-3　運転席

室内は広いです。
身長177cmの私が運転後、座席位置を変えずにリアシートにも座りましたが、運転席に足が当たるというような事も無く、ゆったり座れました。

私が今回の試乗で一番気に入った装備は「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ（※1）」です。
CX-3にはグレードがXD、XD Touring、XD Touring L Packageと3つあり、私が今回試乗したグレードはXD Touringですが、下位グレード以外のXD TouringとXD Touring L packageには標準装備で付いています。

マツダ新型CX-3　アクティブ・ドライビング・ディスプレイ

これは何かというと、エンジンのオンとオフに連動しており、オンにするとメーターフードの上に小さなディスプレイが立ち上がります。
このディスプレイにナビの簡単な案内（後何メートル先をどちらに曲がるのか、数字と矢印で右左折のマークが出る）と現在の走行速度が表示されます。
目線をそれ程下げずに済み、位置も体の正面なので照準が直ぐに合い、前を見たまま必要な情報を見る事が可能です。
代わりにメーターは回転数だけになっており、スピードメーターはありません。
因みに下位グレードのXDだとこのディスプレイは付ける事が出来ません。「工場で出荷時に付けられる為後付け出来ません」と言われました。

マツダコネクトについて

「マツダ　コネクト（※2）」と呼ばれるディスプレイも、ダッシュボード上の中央に設置されています。
ダッシュボード上にありますが、視線がフロントガラスのラインにほぼ被らないようになっており、走行中の安全性には全く問題ありません。
これは全グレード標準装備でナビやハンズフリー通話、エンターテイメントが操作でき、走行中は一部機能が音声認識で操作出来ます。

ハンズフリー通話はBLUETOOTHでペアリングしておく必要があります。
ナビはナビゲーション用SDカードを購入して挿すようになっており、スペースが無い為、埋め込み型の社外品は付ける事が出来ない仕様になっています。
ナビの為に購入車種を変更する方もそういらっしゃらないと思いますが、営業マンに聞くと「たまに声として上がります」との事だったので、難点として一応お伝えしておきます。

最近は普通になっている外部接続ハブも勿論付いています。
この為スマートフォンをUSB端子に接続し、或いはAUXミニジャック対応のオーディオを接続して音源再生が可能になっています。
USB接続が可能な端末を2つまで同時に充電する事も出来ます。

ラゲッジ収納について

続いて収納ですが、トランクは用途によってボードの位置を変え空間を調整出来ます。
上段に付け、上に荷物を載せて下に細かい物を載せるか、下段にセットして大きな荷物を載せるか、選べます。
担当者が言うには、上の場合は段差が小さい為積みやすく、75cm程度のスーツケースが載せる事が出来て、下にセットした場合は67cm程度のスーツケースを2つ積む事が出来るスペースです。
但し、オプションでBOSEサウンドシステムを装備した場合は、ウーファー内蔵のボックスがトランク内に設置されますので、下段に調整する事は出来ません。

トランクの個人的な感想としては、オプションでBOSEサウンドシステムを付けない限り、2段階に設定できる為、所有者の使用用途に非常に気を配った仕様で使いやすく、広さも普段使い・家族で旅行に行く場合等でも車で行く範囲の数日程度であれば人数分載せられると思います。
トランクについて一番気に入ったのは、上段に設定していると開口部からの段差がほぼ無い為、子供の荷物を載せたり、買物の荷物を載せる時にサッと載せやすいです。

普通の事に思われるかもしれませんが、小さな子供がいる我が家の場合は重要で、荷物で両手が塞がっており先に荷物を載せなければ子供をチャイルドシートに乗せれないという場面で、わんぱく坊主が走り回るので危ないのです。
その為荷物を極力早く積むようにしているのですが、卵などが入っていると投げ入れるわけにもいかず、かといって子供を放っておく時間が長くなるほど事故に遭うリスクが上がる･･･
という事で、買物に行き一番気を遣うシーンを考えると、この2段階設定できるラゲッジ収納はかなり使いやすいのではないかと思います。

※1、※2「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」と「マツダ　コネクト」はCX-3固有の装備ではありません。

【次へ】マツダ新型CX-3試乗購入シミュレーション検証（3／4）

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