安全装備、運転支援システムについては、スバルは断トツ!と営業さんは自信にあふれていました。
安全装置の先駆けとも言えるスバルのアイサイトですが、レヴォーグでは最新のバージョン3が搭載されています。
今迄のバージョン2との違いは何なのでしょうか?
そもそもアイサイトは何がそんなにすごいのでしょうか??
今回のレヴォーグの試乗でアイサイトについても色々説明を聞かせて頂きました。
運転支援システムのアイサイトとは
まずアイサイトは何ができるのか?ということですが、営業さんからとにかく強調されたのは、アイサイトは人の目の補助である、ということです。
アイサイトのシステムは、2つのカラー認識できるカメラをフロントに設置して、人の目と同じように人やバイク、自転車などの種類を距離も一緒に認識できるようになっています。
このカメラ2つを使っている基本システムがとても性能が良く、そしてスバルが自信を持つ安全装置ということになります。
ではこのアイサイトではどういった運転支援をしてくれるのでしょうか。
プリクラッシュグレーキ
まずは衝突前に減速、または停車してくれる「プリクラッシュグレーキ」。
前方車両との速度差が50キロ以下なら必ず止まってくれます。スバルはこの数字をしっかり出しているのがスゴイんです。
他のメーカーではパンフレットなどに止まることができるスピードはかなり低く書かれていたり、または書かれていなかったりします。止まれないから・・・だそうです。何キロから何キロで、止まれなかった時でも衝突を軽減できる、という書き方をしています。対応しているスピードもまちまちで、衝突回避と衝突時の被害を軽減という言葉が大きく書かれています。
なぜなら、まだ止まれない場合がある為に、パンフレットに書けないんだそうです。
しかし、スバルは何キロから何キロ、という表示ではなく、対象物との速度差が50キロ以下なら衝突する前に停止できる、という自信があるからパンフレットにも表記されているとのことでした。
速度差50キロというと、停止しているものに対して50キロで突っ込んでいってしまう場合でも動作するということになるので、営業さんは、基本的に通常の運転状況では必ず止まれる、と言えると思う、と話していました。
確かに日常生活の中で50キロの速度差を出すこと自体が難しいと思いましたし、高速でも50キロ以上の速度差で衝突する状況というのはかなり稀かもしれません。
プリクラッシュブレーキ
動作イメージムービー
ちなみに、アイサイトのバージョン2では衝突回避の速度差は30キロまでだったそうですが、カメラの性能が変わって望遠化したことで、早く認識ができるようになり、最新のバージョン3では速度差50キロまで停止できるようになったんだそうです。
全車速追従機能付クルーズコントロール
高速での運転がとにかく楽になる「クルーズコントロール」。
前の車との車間距離・スピードを保ちながら、追従走行してくれるシステムですが、これがスバルのカラー認識できるカメラだからこそ、他のメーカーではできないクルーズコントロールとなっているんだそうです。
他のメーカー、また同じスバルのアイサイトでも旧バージョンのバージョン2では、カラー認識ができないために、前の車がブレーキをかけて車間距離が近くなることで、自分の車もブレーキがかかる、という判断がされているわけです。
そうなるとつまり、前の車がブレーキをかけた瞬間、車間距離は少し短くなるので、ブレーキがかかるまでの間、一瞬ヒヤっとするわけです。もちろんその後、スピードを落として車間距離を調整することになるのですが、アイサイトのバージョン3は、赤のブレーキランプを認識した時点で、もうスピードの調整に入ってくれるのだそうです。
カラー認識できるカメラを採用して、なるべく人間の運転感覚に近づけた結果、このように進化したのですね。
このクルーズコントロールは本当に素晴らしいそうで、営業さんもアイサイトバージョン2からバージョン3が搭載された車に乗り換えた時に、感動したんだそうです。
高速を良く使う人はとにかくこのアイサイトバージョン3を使ってほしい!と鼻息を荒くして語ってくれました。
全車速追従機能付クルーズコントロール
動作イメージムービー
他にもアイサイトには、前述したプリクラッシュグレーキやクルーズコントロールの他に、クルーズコントロールON時に車線の真ん中を維持して走行、白線を超えるとアラームが鳴って警告してくれる「アクティブレーンキープ」や、誤発進、誤後進を抑制するシステムが搭載されています。
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