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日産・リーフ試乗 マイナーチェンジで自動ブレーキが標準装備に(5/7)

電気自動車の安全性ってガソリン車と何か違うのでしょうか?
もしもの事故にあった場合は大丈夫?と、よくわからなかったので、営業さんに色々教えて頂きましたのでご紹介します。

基本的な車体の安全は確保してます

リーフは基本的な日産の安全性能は装備しています。
例えばゾーンボディ、車体を2種類のエリアに分けて安全性を守っています。
万が一の事故の時にわざと衝撃を吸収してつぶれるようにしたクラッシャブルゾーンと、乗員の安全を守るべく頑丈に作られているセーフティーゾーンからできています。
また、他のメーカーでは最近つけ始めたものも多いSRSサイドカーテンエアバックを標準装備しています。

日産・リーフ SRSカーテンエアバッグシステム

日産・リーフ SRSカーテンエアバッグシステム


これも日産ならでは、というところかもしれませんね。

もし事故を起こしたら、漏電しないの?

さて、電気自動車ということで、不安に感じるのが漏電でした。
なので、雨の日などにまさか事故など起こしたら、漏電したりしませんか?と聞いてみたところ
「しません」と営業さんからの回答が。

車体がバッテリーを守るための構造になっていて、万が一の事故の時も、すべて電気系統を一気にシャットダウンするようになっているのだそうです。
つまり、万が一の事故の時には、車の前後はグシャッと潰れるかもしれませんが、乗っている人とバッテリーの部分は守られる上で、メーターなどすべてが自動で電源が落ちる、ということですね。
ちょっとすごいですね。

ちなみに、雨の日の漏電に関しては、そういう場合を想定して冠水した道路の走行テストや雨の日の充電時の漏電テストを行っているんだそうです。
HPでも「冠水路走行テスト」の動画が公開されていました。
電気自動車ということで、やはりそういう心配の声も多いそうですが、メーカーではしっかり様々な使用環境を想定したテストが繰り返されているということで安心しました。

マイナーチェンジでさらに安全装備が充実

今回のマイナーチェンジで、新型リーフにはカメラで見張る機能が標準装備となります。
新型のリーフには、フロントガラス、ミラーの裏辺りについたカメラを使った、エマージェンシーブレーキとLDW(車線逸脱警報)が標準装備になります。

試乗したリーフはマイナーチェンジ前のモデルで、この機能はついていなかった為、機能を実感することはできなかったのですが、最近の他のメーカーでも基本安全性能として装備されてきている流れを考えると、やはり標準装備にはなるだろうな、とは思ってしまいました。
(これまではメーカーオプション扱いでした。)

日産・リーフ フロントカメラ

日産・リーフ フロントカメラ


日産・リーフ センサー

日産・リーフ センサー

ただこの機能はカメラの技術を使っているものなので、さらに上のミリ波レーダーなどで検知するタイプのものよりは性能はおちます。
ミリ波レーダーを使った衝突防止ブレーキだったら、スピードが60キロ出ていたとしても衝突の危険がある場合には止まってくれますが、リーフにつくエマージェンシーブレーキでは30キロ以下のスピードであれば止まれても、それ以上だと減速はしますが衝突してしまうんだそうです。
つまり、スピードが出ている時には事故が起きてしまうことは避けられないということです。
ではなぜ今回のマイナーチェンジでミリ波レーダーを選ばなかったのか、ですが。
これが、カメラを使う方が人の形を認識することができるんだそうです。
ミリ波レーダーだと人には反応しなんだそうです。
つまり、カメラが映す範囲で人にも反応したいから、こちらの機能が採用されているんですね。
確かに電気自動車だとエンジン音がしないので、車が近づいてきたことに気づきにくいので、対人を優先してカメラの方を選んだのでしょうか。

他メーカーでも採用されているカメラ+ミリ波レーダーだと、更に良いのですが・・・。
その辺りは今後期待したいところですが、それでも今回のマイナーチェンジで自動ブレーキが全グレードに標準装備になったことを考えれば上出来ではないでしょうか。

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徐行になると電子音で外にお知らせ

リーフは電気自動車でエンジン音がしない為、車が近づいてきたことに人が気付きにくいのでは?というのが心配な点ではあります。
以前にリーフではありませんが、車の音が静かすぎた為に事故が起きてしまったという話も聞いたことがあったので、その点について営業さんに聞いてみました。

すると、車の外にわざわざキーンという電子音のような音を流しているんですよ、と営業さん。
車両接近通報装置というそうですが、スピードが30キロを切ったくらいから外に音が鳴り出します。
徐行したところで必要になる機能ですからね。
今は基本的にこういう機能をつけることが義務付けられているんだそうで、ハイブリッド車や電気自動車にはつけられているということでした。

アラウンドビューモニター

メーカーオプションですが、リーフにはアラウンドビューモニターを付けることができます。
車体の横につけられたカメラからの映像を使って、車の周りの状況を視覚的に教えてくれる機能です。
このアラウンドビューモニター、車からは見えない四角になっている部分も映してくれるので、たとえばサイドの植木やでっぱりなど、運転席から見えにくいものを認識させてくれるので、安全効果がありますよ!と営業さん。
個人的にはバックに関してはバックモニターがあれば十分じゃないですか?とも思ったのですが、それに対して、バックの時に意外とサイドが見えていなくてドア横に傷を入れてしまうこと多いんですよ、と。
確かに、思ってもいない意外なところに、車の横やミラーに傷をつけてしまいそうになることってありますよね。
そんな時にこそアラウンドビューモニターは便利ですし、もちろん安全面でも効果ありとオススメされました。

日産・リーフ アラウンドビューモニター装着時のカメラ

日産・リーフ アラウンドビューモニター装着時のカメラ

いろいろと質問した結果、新型リーフは以前よりも安全機能をアップしているので、ガソリン車と劣ることは全くなく同レベルだということがわかりました。
とりあえず雨の中事故を起こして漏電して感電死・・・なんてことにはならないと分かって、まずは安心しました。

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和知 まりあ

和知 まりあ認定ライター

投稿者プロフィール

30代 女性 神奈川県在住

猫好きの運転好きの30代晴れおんなです。いろんな車に乗るのが好きで、カーシェアーにも登録しました!

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