東京モーターショー2015レポート　一般公開されたトヨタ「新型プリウス」インテリア編（2／2）

新型プリウスのエクステリアのデザインは「ミライ」に近いものがあり、デザインテーマも同一のものが採用されているとのことです。
なかなか格好良さがあるもので、これはインテリアがどんな方向に行くのかが気になるところです。

現行プリウスに関してはオーナーからのインテリアへの不満が多かったことでも知られていました。
確かに私も試乗した際に否定的な印象を感じた覚えがあります。
インテリアがどれだけ改善されたか？ということも、今回のモデルチェンジの課題だったように思います。

東京モーターショー２０１５で新型プリウスのインテリアの写真を撮影するのはエクステリア以上の困難さがありました。
その中で何とか近付いて撮影してきましたのでレポートしていこうと思います。

優しさと温かみのあるデザイン、かつ先進感のある空間

誰かが撮影していようが、お構いなしの状況で次から次へと人が来て収拾のつかない状況になっていました。
サッと何とか撮影したのがこちらですが、新型プリウスのインテリアはいかがでしょうか？

トヨタ・新型プリウス　内装

インパネは「表示計遠方・操作系手元配置」を基本としたものになり、低い位置にて薄く造形したのだとのこと。
開放感を出しつつ、乗っている者をまるで包み込むかのような一体感も同時に表現しています。

ステアリングホイールとフロントコンソールトレイには艶感のあるホワイト加飾がされており、先進性や未来的な雰囲気を感じさせるデザインとなっています。
どうしても車のインテリアにはブラック加飾が多く採用されがちですが、ホワイト加飾にはブラック加飾にはない優しさと温かみがあるように感じます。

トヨタ・新型プリウス　優しさと温かみを感じるホワイト加飾

他にはメーターはセンターに配置され、その下にはナビゲーション

トヨタ・新型プリウス　センターメーター下にナビゲーション画面

ラゲッジルームに関してもセダンと考えれば妥当な広さだったように思いました。

トヨタ・新型プリウス　ラゲッジルーム

この辺は特に目立った機能性などはなく、一般的なラゲッジルームと考えて良いと思います。

是非体感して欲しい！新型プリウスのシート

今回の新型プリウスの注目すべきポイントは複数ありますが、その中の１つとなるのがシート！
乗員の負担を最大限考慮したというシートは、長時間のドライブでも疲れを感じにくくさせるものになっているそうです。

まずはシート内のバネの最適化を図り、骨盤角度を採用したことで腰や筋肉への負担軽減に繋がっているのだそう。
シート内のクッション素材や厚みにも工夫を加えることで、座った時に包み込まれるようなフィット感も実現しています。

運転席＆助手席だけではなく、後部座席も同様に優れた乗り心地が実現されています。
どうしても後部座席は居住性の面で気になる点が出てしまいますが、全高を下げながらもゆとりを出すための配慮が施されています。
そのために天井の形状に工夫を加え、現行モデルと同等以上のヘッドクリアランスの確保を可能としたそうです。

実車を確認する際にはその辺も確認してみると良いと思います。

２０１５年１１月上旬現在・新型プリウスの納期情報

新型プリウスですが、既に受注開始となっています。
メーカーへの受注入力は１１月９日以降とあらかじめ決まっているとのことで、それまでは各ディーラーにおいて予約順にナンバリングをしているのだそうです。

私がお世話になっているディーラーでも既に多くの予約が入っており、２０１５年１１月上旬での新型プリウスの納期は２０１６年２月以降とのこと。

東京モーターショー２０１５で披露されてからは予約は全国的にも増える一方なので、タイミング次第では半年待ちなんてことも出る可能性も！？
いずれにせよ、今後の納期の動きにも目が離せません。

新型プリウスのグレード展開と車両本体価格

プリウスＥ（ＦＦ）：２，４２９，０１８円～
プリウスＳ（ＦＦ）：２，４７９，０９１円～
プリウスＳツーリングセレクション（ＦＦ）：２，６２８，３２７円～
プリウスＡ（ＦＦ）：２，７７７，５６３円～　
プリウスＡ　ツーリングセレクション（ＦＦ）：２，９２６，８００円～
プリウスＡ　プレミアム（ＦＦ）：３，１０７，４５５円～
プリウスＡ　プレミアムツーリングセレクション（ＦＦ）：３，１９９，７４５円～

また新型プリウスにはこれまで設定のなかったＥ－Ｆｏｕｒ（４ＷＤ）が新たに加わり、１９４，０００円のプラスとなります。
新型プリウスは雪道での活躍が見られそうですね。

東京モーターショー一般公開以降、予約急増中の新型プリウス

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