スポーツカーと言えばカタログを飾るスペックですが、ロードスターほどスペックを論じるのが無意味なスポーツカーは中々ないでしょう。
ND型ロードスターのスペックが公表されて、その数値に目を疑った人は筆者だけではないはずです。
3ナンバーモデルとなり排気量も2Lまで拡大することになった170馬力仕様のNC型ですら、当時でも既に十分アンダーパワーの小型スポーツカーに属するモデルでしたが、前述のとおり国内仕様の幌仕様は1.5Lスカイアクティブの131馬力のみ、国内仕様で唯一2Lがラインナップされる電動トップのRFですら158馬力に抑えられています。
マーケティング用語に「計画的陳腐化」という言葉があります。
工業製品ではモデルチェンジを繰り返すことで、デザインを旧態化させ、旧型よりスペックの向上を図り、付加機能を追加させることで、消費者の購買意欲を煽ることで新製品への買い替えを促すというマーケティング手法です。
自動車の場合はモデルチェンジのたびに高性能化、大型化したり、装備品を増やしたりというのが常ですが、時に過剰な陳腐化が従来ユーザーの求めるものとは違うものになってしまい、結果として従来のユーザーが買い替えるどころか離れてしまい、販売の低迷を招くという事例も散見されます。
動力性能が重視されるスポーツカーにおいて、モアパワー・モアスピードというのは計画的陳腐化に関係なく、エンジニアにもセールスマンにとっても抗いがたい誘惑でしょう。
今や2Lエンジンでで300馬力近いパワーを叩き出すことはそれほど困難な事ではありません。
しかし、ハイパワーを追求してニュルブルクリンクでラップタイムを叩き出すのがロードスターの有るべき姿なのでしょうか?
ハイパワーを受け止めるために、フルオートのハイテクデバイスの塊になってドライバーの意志でコントロールする余地のないクルマをロードスターのドライバーは求めているのでしょうか?
ドライバビリティを堪能するためには時に過ぎたパワーは邪魔になる。それにいち早く気づき、ダウンサイジングを敢行したマツダの英断は称賛に値すると思います。
むしろ注目すべきは車体重量でしょう。最廉価モデルのSで990kg、一番重量のあるATモデルのi-Stop搭載モデルでも1060kg、NC型よりも100kgのもの軽量化を達成しています。
見た目では正直初代のNAと比べると随分ラグジュアリーすぎやしないかとすら思えるのですが、NA型に迫る車体重量と相まって無駄に数値的パワーを求めない事で、「人馬一体」というロードスターの理念を見事に貫き、頑固者の多いNA型ロードスターの愛好者をして「これはロードスター以外の何物でもない」と言わしめるだけのことは十分にあると思います。
原点回帰のためにボディサイズのダウンサイジングだけでなく、エンジンパワーの数値的スペックまでダウンサイジングした(1970年代の排ガス対策を除いて)というのはスポーツカーでは前例が無いのではないでしょうか。
むしろ、鍛造クランクシャフトや軽量フライホイールを採用し、低速からレブリミットの7500rpmまで気持ちよくレスポンスよく回り、なおかつ発進時のトルクを犠牲にしていないという、人馬一体のドライバビリティのためにチューニングされたエンジンというのは、スポーツカー=パワーという固定観念にとらわれている現在のスポーツカー市場においてある意味非常に贅沢な物かもしれません。
優れた軽量スポーツカーの条件に「エンジンにシャシーが勝ってる」というのがあります。
フロントダブルウィッシュボーンにマルチリンクリアサスペンション、エンジンをフロントアクスルから後ろに追いやった重量配分50:50のフロントミッドシップレイアウト、そして軽量で剛性の高いボディ、だれでも、安心して安全にスポーツドライビングが堪能できる、かつて初代が範としたロータスエランがそうでしたが、今やロードスターの側が「エンジンにシャシーが勝ってるスポーツカー」の範となっていると言っても良いでしょう。
あなたの愛車にとんでもない価値があるかも!
古い年式でも、走行距離が10万キロ以上のクルマであっても意外な値段で売れることがよくあります。今乗っているクルマにこの値段が付くのであれば、新型に乗り換えたいな…ってなるかもしれません。
是非一度、ネットで無料一括査定をしてみることをおすすめします。
→ 大手を含む100社以上の車買取業者から、最大10社に無料一括査定依頼
あなたのロードスターを1万円でも高く売りたい方へ
ディーラーに下取りを出すと損します。あなたが今お乗りのロードスターを少しでも高く売るには、中古車一括査定サイトを利用するのがベスト。車両にもよりますが、平均するとディーラーの下取り額よりも数十万円高く売却することが可能です。
ディーラーよりもかなり高く売れる理由はカンタン。複数の中古車買取専門業者が競争するからです。こういった業者は10年以上乗った車でもバラしてパーツにして輸出したりして売るので、かなり古い車でも買取してもらえます。ディーラーだと逆に廃車費用を取られてしまいますが・・・。
新車の試乗や商談に行く前にまずは今乗っているお車の価値を把握しておくのも大切です。相場がわからないと相手(ディーラーの営業マン)のペースで商談が進んでしまいます。
そういった意味でも、次のお車を検討している方は、まず、今乗っている車を査定してもらいましょう。もちろん、以下に記した中古車一括査定サイトから申し込めば、査定は無料です。
査定の申込みは数分で完了します。今すぐお試しください。以下がおすすめの中古車一括査定サイトです。
ここでは6つ紹介しましたが、それぞれの一括査定サイトに参加している買取専門業者は異なるので、出来るだけ複数のサイトで査定申込みをしてみましょう。
状態の良い中古車をお探しの方へ
ネットで簡単に探せますよ。以下からどうぞ。
ロードスターの自動車保険を見直し検討している方へ
以下の一括見積サイトがおすすめです。比較検討して一番安く条件の良い自動車保険を探しましょう!
事故車を売却するなら・・・
廃車を売却するなら・・・
ドライバー必携のクレジットカード・ETCカード
- イオンカード(WAON一体型) がおススメです。入会金・年会費無料!ETCカードも発行・年会費無料、クレジットカードと同時に申し込めます。
- ENEOSカード はドライバーズNo.1カードです。ガソリン1リットルあたり最大7円引き。最大3%還元。年1回の利用で年会費無料。初年度年会費は無料。24時間365日全国ロードサービス!
新車を購入検討している方へ
オートックワンの新車見積もりサイトは、希望しない訪問は一切ないので安心して利用できます。手続きは1分で完了、複数の車種の見積り依頼で徹底的に比較できます。
ロードスターを自分でガラスコーティングしたい方へ
ピカピカレイン プレミアム という滑水性のガラスコーティング剤がおススメです。女性の方でも簡単に施工できますよ。
ネットでロードスターの車検予約したい方へ
車検一括見積がおすすめです。一番安く済む車検店舗を探しましょう!
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。