おそらく、クラウンと並んでカローラもまた、トヨタ車の中で最も開発者が頭を悩ませる商品なのかもしれません。
スポーツの名前に昔のレビンや兄弟車のトレノのようなスポーツカーのキャラクターを期待すると中途半端で、コンパクトなハッチバック車というにはちょっと大きすぎて「ヴィッツで十分なんじゃないか?」という印象も否めない部分がありました。とはいえ、リアシートが狭い事を除けばファミリーカーとしては申し分なくそこは流石カローラと言ったところでしょう。
さて新型カローラスポーツの五段階評価です。
外観4
一時期の国産車のベーシックカーといえば標準状態ではあまりに見すぼらしく、オプションのエアロを買わせるためにわざと標準の外装は素っ気ないデザインにしてるんじゃないか?と疑ったくらいですが、今やそんな邪推をさせるような要素は一切なく、特にヘッドライトはかなり凝った造形になっていますが、ただ、人によって好みが分れそうなフロントノーズ回りのデザインや威嚇するような大きなフロントグリルのアクの強さは、カローラとしていかがなものかという事で4にしました。
内装5
近年のトヨタ車の内装デザインの良さは目を見張るものがあります。
革巻きステアリングや赤いステッチ入りのバケットタイプのシートなど、スポーツカーを思わせる物があります。
いくら外見がカッコよくても、オーナーが自分の愛車と接する時間の大半は車内が占めるという事を考えれば内装、特にダッシュボード周りのデザインが素っ気ない物では興ざめです。このあたりは「ワクワクするクルマを作りたい」という現社長の思想がよく出てるように感じます。
走り4
いつもトヨタ車の試乗でお世話になってるディーラーさんには申し訳ないのですが、試乗コースが直線ばかりで変化が無いため、短時間で走りの善し悪しを見極めるのは難しく、走りは特にこれと言って印象に残る物は無いと言ったら実も蓋も無いのですが、むしろカローラはそれが正しいのかもしれません。
エンジン5
ハイブリッドと言えば、トヨタ車のアイデンティティ同然の技術、ハイブリッドエンジンにケチをつける余地はないと言っても良いでしょう。ガソリンエンジンと電気モーターで理論上は最大で122PSというパワフルさと驚異的な燃費を両立している事も見逃せません。
乗り心地4
10年ほど前のトヨタ車は「トヨタ車のフニャ足」と酷評された反動か無理にバネを固くして、路面の凹凸を拾ってボンボン跳ねるという印象があったのですが、固めのサスペンションながらも不快な突き上げも無く滑るように走ってくれます。
個人的にはもうちょっとソフトなサスペンションを望みたいのですが、「スポーツ」であればこれが妥当でしょう。
安全装備5
流石、世界中全ての国の衝突安全基準をクリアする事が求められるとあって、衝突安全に関しては抜かりはありません。
全車フロントエアバッグ、サイドエアバッグ合計7個のエアバッグシステムを標準装備。
予防安全装置に関しても衝突回避システム、レーダークルーズコントロール、車線キープアシストを全車標準装備するなど文句なしです。
燃費5
ハイブリッドであれば、リッターあたり30km近く、エコターボでも15km近く走るという経済性はファミリーカーたるカローラにとって大きな魅力になる事でしょう。
価格4
昨今の原材料費の高騰、年々厳しくなる安全要件など、いくらコストダウンしても価格に転嫁せざるを得ない要素が増えているというのはわかっているのですが、いざ価格表を見ると今やカローラでも最廉価モデルが約214万円スタートでハイブリッドの最上級モデルで約270万円、オプションや諸費用を入れると250万円~300万円オーバーはみておかなければいけないと思うとカローラも随分高くなったものだなという印象は否めません。
若いユーザー向けというのであれば、せめてエントリーモデルは180万円スタートくらいにしてほしかった気もするのですが・・・
総合評価4
総合評価ですが、
- 全幅が3ナンバーサイズになってしまった
- リアシートが少し狭い(ただしハッチバックのパーソナルユースモデルと割り切れば問題なし)
- 出来れば最廉価モデルは200万円以下に抑えて欲しかった
この三点を除けば、これと言って不満に感じる点は全くない総合性能の高さはやっぱりカローラです。
殆ど真っすぐの幹線道路をほんの10分ほど乗ったところで、特に何も感じないという事こそカローラの真骨頂でしょう。
カローラの良さというのは毎日使い込んでこそ、その人にあった良さが見えて来るものなのだと思います。
満足度評価 【カローラスポーツ ハイブリッドGZ】 |
総合評価 | ★★★★☆ | |
---|---|---|---|
外観 | ★★★★☆ | 乗り心地 | ★★★★☆ |
内装 | ★★★★★ | 安全装備 | ★★★★★ |
エンジン | ★★★★★ | 燃費 | ★★★★★ |
走り | ★★★★☆ | 価格 | ★★★★☆ |
今回試乗した【カローラスポーツ】のスペック | |||
---|---|---|---|
車名 | カローラ スポーツ | メーカー名 | トヨタ |
グレード名 | ハイブリッドGZ | 発売日 | 2018年6月26日 新型 |
車両重量 | 1340kg | 全長×全幅×全高 | 4375×1790×1460mm |
乗車定員 | 5人乗り | ホイールベース | 2640mm |
排気量 | 1196cc | 最小回転半径 | 5.3m |
駆動方式 | FF | 最高出力 (kW[PS]) |
85[116]/5200 |
ミッション | CVT | 最大トルク (N・m[kgf・m]) |
185[18.9]/15000 |
燃料 | レギュラー | エンジン | 直列4気筒DOHC |
JC08モード燃費 | 18.0km/L | 型式 | 3BA-NRE210H |
現行モデル発売 | 2018年6月~ [初代] |
タイヤサイズ | 225/40R18 |
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